ナッツ類の栄養
アーモンドやくるみ、ピーナッツなどナッツ類の栄養が注目され、積極的に食べる方が多くなってきました。「いつも間食に食べている」「毎日、ひとつかみくらいは食べている」「お酒のおつまみには欠かせない……」など、いろいろな食べ方をされているかと思います。
そのナッツ類ですが、主な栄養素は脂質。不飽和脂肪酸であるオレイン酸やリノール酸を多く含むことが特徴です。オレイン酸はオリーブオイルにも多い脂肪酸です。バターや肉の脂身などに多く含まれる飽和脂肪酸よりも積極的に摂りたい油の仲間です。適量接種することで動脈硬化の予防が期待できます。
また、ナッツ類はビタミンEも多く含まれます。特にアーモンドに多く、体の抗酸化作用、いわゆる老化を防ぐ作用が期待され、アーモンド15g(約13〜15粒)でビタミンEを約4.6mg摂取することができ、これは1日の目安量の70%程度を摂取したことになります。ちなみにアーモンド15gは食品交換表でいう1単位・80kcal(植物油10g≒大さじ1杯)に相当します。
体に良さそうな効果がいろいろとありそうなのでたくさん食べたいところですが、ナッツ類は脂質が多いので少量でも高カロリーになってしまう食材です。むやみに増やさずに1日に摂っている油とのバランスを考えて、他の油を控える、量を決める、など、食べる量を考えて摂るようにしましょう。またバターや塩で味がついているものは塩分も多くなってしまうので、なるべく味のついていないものを選ぶこともポイントです。
体に良いものも適量摂取で健康を目指しましょう。
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